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不景気を抜け出すための為替相場をめぐる通貨安戦争

今、世界では為替相場をめぐる通貨戦争(通貨安戦争)が起こっています。

通貨戦争とは自国のお金の価値をなんとかして下げようとする競争のことです。

日本の場合なら、自国の通貨を他国の通貨に対して円安にするという競争です。

通常なら、価値というものは高ければ高いほど良いものです。

しかし、通貨戦争では通貨の価値が低ければ低いほど良いという一風変わった競争なのです。

なぜ、通貨の価値が低い方がいいのか?

それは、通貨の価値が下がると輸出が増え、つまり自国の企業の商品やサービスが他国に対してたくさん売れて、自国の経済が良くなるからです。

通貨の価値が下がる → 輸出が増える → 自国の経済が良くなる

現在、世界の多くの国々は、自分の国の商品やサービスを他に国に輸出して利益を上げ、景気を良くしようと考えています。

たとえば、アメリカが1000ドルのバッグを日本で売る場合、1ドル100円(ドル高・円安)の時、バッグの価格は日本円で10万円となります。

1000ドルのバッグ → 1ドル100円 → 10万円

しかし、1ドル80円(ドル安・円高)とドルの価値が下がれば、バッグの価格は日本円で8万円となります。

1000ドルのバッグ → 1ドル80円 → 8万円

10万円のバッグが2万円安くなって8万円で買えるので、そのバッグを買う日本人は増え、アメリカのバッグを販売する企業はたくさん儲けることができます。

ドル安・円高
   ↓
アメリカの商品を安く輸入できる
   ↓
アメリカの商品を買う日本人が増える
   ↓
アメリカの企業が儲かる
   ↓
アメリカの雇用や法人税が増える
   ↓
アメリカ政府の財政が良くなる

このような理由があるため、自国の通貨の価値を下げようという競争が世界中で行われているのです。

しかし、2010年6月から2011年2月現在まで、我が日本の通貨・日本円は歴史上まれに見る円高状態が続いてます。

以下のチャートはここ10年の対ドルの円相場です。

ここ10年の対ドル為替相場

そして、次に最近1年間の対ドルの円相場です。

ここ1年の対ドル為替相場

上のチャートを見れば分かるように、2010年6月頃から1ドル90円を割り込み、どんどん円高状態に進み、2010年11月1日前後には1ドル80円〜81円ほどまで円高になりました。

円高ということは、円の価値が高いということです。

円の価値が高いということは、円を欲しがる他国の人々が多いということです。

なぜなら、物事の価値とは需要と供給で決まるからです。

ではなぜ、世界の人々は円を欲しがるのでしょうか?

日本の景気がいいから?

日本の経済が今後、さらに成長すると見込んでいるから?

残念ながら、答えはどちらも「No」です。

では、いったいどんな原因で日本円は円高になっているのか?

当サイトでは、日本円が円高の理由を探り、グローバルにつながる世界の経済を見ていきたいと思います。

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