円高が日本企業に与える悪影響・マイナス点・損失額

日本は自動車産業や電気産業といったモノ作り産業が強いので、輸入より輸出の割合が多い国です。

つまり、自国で自動車やテレビといった商品を作って、他国に売って利益を上げることで、国内の多くの雇用を作っています。

輸出の割合が強いからこそ、日本経済にとって円高が深刻な問題になっているのです。

というのも、たった1円円高になるだけで、海外に多くの商品を輸出している日本の大企業から数十億円という多額の損失が出てしまうからです。

1円の円高による年間の営業利益の減少額

以下は、2010年08月の日本経済新聞に掲載されていた日本の大企業の「1円の円高による年間の営業利益の減少額」です。

  • トヨタ :300億円
  • ホンダ :170億円
  • 日産  :150億円
  • キャノン:47億円
  • マツダ :30億円
  • コマツ :30億円
  • ソニー :20億円

日本の企業が予想していた「想定為替レート」から、たった1円円高になるだけで、これほどの為替差損が発生します。

もし、5円円高なら上記の金額の5倍の損失です。

為替レートだけで1つの企業が破たんしてしまう理由が、この額を見ると分かると思います。

1ドル何円ならいいの?

では、日本にとっては、対ドルの為替レートはいくらくらいがいいのでしょうか?

企業によって異なりますが、だいたい1ドル90〜95円だと居心地が良い状態と言えます。つまり、利益が出る日本企業が増えるということです。

一方、1ドル85円ぐらいになってくると青ざめてくる日本企業が増え、80円になると真っ青になる、つまり、多額の為替差損を発生してしまう企業が増えてきます。

商品の価格は需要と供給の関係で決まるに続く »

  
  
  
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