経済のグローバル化が急激に進む昨今では、世界の為替変動の原因を知ることが輸出・輸入ビジネスだけでなく外貨預金、FX(外国為替証拠金取引)などでも利益を上げるための必要項目となります。
アリメカの金融危機、ギリシャ危機と続き、世界中の投資家は「ドルもユーロもダメ・・・」と考えました。
そうなると、次は円です。
つまり、現在の円高は円が高く評価されたというよりは、ドルやユーロを持っていても下がってしまうので、消去法として円が選ばれているという状態なのです。
ドルやユーロを円に変えるという動きが広まったので、結果的に円高が進んだということです。
とりあえず、不安が大きいドルとユーロが復活するまでは、円を持っていようという投資家たちの行動心理が働いているのです。
つまり、経済は世界中でつながっているため、価値が下がる通貨(ドル・ユーロ)があれば、価値が上がってしまう通貨(円)があるということです。
そして、とうとう通貨安戦争が勃発します。