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2010年8月、アメリカ政府が発表した金融政策をきっかけに通貨安戦争が勃発しました。
その結果、ただでさえ円高ぎみだった日本円は、さらに円高が進みました。

日本とアメリカの間で勃発した通貨の価値を下げる「通貨安戦争」。
最初に攻撃をはじめたのはアメリカです。
アメリカは2010年8月、170兆円の金融緩和を行うことを発表しました。
※金融緩和・・・お金を発行する中央銀行が景気を良くするためにお金を大量に刷って世の中にばらまく政策のこと。アメリカの中央銀行は「FRB(Federal Reserve Board)」。
アメリカによる金融緩和は国内の景気を良くさせる目的で始めましたが、狙いとは別のプラス効果も生まれました。
それはドル安です。
アメリカ政府は輸出を増やして財政赤字を縮小する政策をうたっていたので、輸出に有利なドル安は願ってもいないプラス効果でした。
170兆円という膨大な金額の金融緩和によって、ドルは世界中にばらまかれ、ドルが以前よりもあふれている状態になったので、ドルの価値が下がり、ドル安となったのです。
そして、ドルの価値が下がる(ドル安になる)ということは、結果的に円高になります。
アメリカが170兆円の金融緩和を行ったことで、日本円は一気に86円57銭から83円40銭の円高ドル安になりました。
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