起業当初はまずキャッシュ(現金)を追う

好きなことで起業した人も儲かりそうだからと思って起業した人でも、起業家として生きていくには色々と学ぶことがあります。

しかし、起業当初はまずキャッシュ(現金)を追うことだけを1点集中で考えるべきです。

というのも、キャッシュ(現金)がなくなれば、事業を継続することができなくなるからです。

粗利の高いビジネスを探す

起業の第1段階で重視すべきことは、粗利の高いビジネスを探すことです。

粗利7〜8割のビジネスを探すことができたらしめたものです。

というのも、粗利が7〜8割あればビジネスに余裕や自由度が生まれるので、頭が悪く経営の才能がない人でも、経営能力がない人でも資金繰りができるようになるのです。

集客方法が分からなくても、お金に余裕があれば広告代理店を呼ぶことができます。

もしくは、粗利は3〜4割とそれほど高くなくても、とてつもなく成長しているブームに乗っている商品であり、かつ現金が前倒しで入ってくるビジネスを探します。

または、粗利が3割でも1回売ると30〜40万円といった大きな現金が入ってくるビジネスなどです。

お金を借りる(借金する)としても、粗利が高いビジネスの場合ならなんとかなります。

お金が先に入ってくる流れを作る

化粧品やダイエット商品、健康食品、サプリメントなどの販売で有名な「DHC」という会社があります。

実は、設立当初のDHCは大学の研究室を相手に洋書の翻訳委託業をする会社でした。

DHCという社名は「Daigaku Honyaku Center」の略です。

その後、DHCは翻訳の通信教育講座や出版などの事業も興し、そこから化粧品やダイエット商品、健康食品、サプリメント販売に転身しました。

つまり、まずは「翻訳」という粗利の高いところから入って、資金繰りがきちっとしたところで、粗利が低くても市場の大きい「化粧品・ダイエット商品、健康食品、サプリメント販売」に行くという、2ステップでの起業をしたんですね。

事業というのはキャッシュの理論なので、お金をできるだけ先に持っていくことが最も大切です。

お金が先に出ていく流れを作ってはいけません。お金が先に入ってくる流れを作らないと。

そして、出て行くお金の量より、入ってくるお金の量を増やす流れを作ります。

たとえば、すごい技術を持っていて「これはすごい技術だから、この技術を使って商品を作って売ろう」というように考えるよりは、それだけ優れた技術があるんだったら、その技術自体をまずは高く売る。

それでキャッシュ(現金)を元手にして、次のステージに行くという流れです。

ソフトバンクの孫正義さんが特許の翻訳機械を学生のときに作りましたが、自分でお金を出して商品化したのかというと、そうではありません。

孫正義さんがその時に何をやったかというと、その特許を1億円でシャープに買ってもらって、それを元手に次のビジネスをやったのです。

孫正義さんは、最初に1億円という大きなキャッシュ(現金)を手にできたら、その後、しっかりとプランを練りながら、さらに大きなビジネスを推し進めることができたのです。

資金繰りが上手くいく4つのステップに続く »

  
  
  
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